はじめに:積立投資の第一歩は「商品選び」と「制度の理解」から
資産形成を始めようとすると、多くの人が最初に迷うのが「どの商品を、どこで、どう買うのか?」という点です。 中でも人気が高いのが NASDAQ100 への投資。
ただし、「積立NISAでは買えない」という情報に混乱し、そこで止まってしまう人も少なくありません。
本記事では、
- NASDAQ100を積立する具体的な方法
- 成長投資枠での活用方法
- 初心者に最適な証券口座の選び方 を、完全ガイドとして解説します。
NASDAQ100とは?忙しい人向けの超ざっくり解説
NASDAQ100とは、アメリカの株式市場「ナスダック市場」に上場する非金融の時価総額上位100社で構成される株価指数です。
✅ 代表的な構成企業:
- Apple
- Microsoft
- NVIDIA
- Amazon
- Meta
つまり、「アメリカの頭脳」「世界のテック巨人」にまとめて投資できるインデックスです。
過去の実績では、S&P500を上回るリターンを記録する年も多く、特に成長を狙う層から人気を集めています。
なぜ積立NISAでは買えないの?成長投資枠ならOKな理由
2024年に新NISA制度が始まりました。 それにより、「積立NISA」ではなく「積立投資枠+成長投資枠」の2階建てになりました。
投資枠 | 年間上限 | NASDAQ100購入可否 |
---|---|---|
積立投資枠 | 年120万円 | ❌ 買えない |
成長投資枠 | 年240万円 | ✅ 買える |
📌 積立投資枠は「金融庁が指定した一部投信」に限定されており、
NASDAQ100は対象外なのです。
ただし、成長投資枠であれば、以下のような商品を積立設定できます。
NASDAQ100を積立できるおすすめ投資信託・ETF
🔹 iFree NEXT NASDAQ100(大和アセット)
- 信託報酬:約0.4378%(税込)
- 最も普及しているNASDAQ100連動型ファンド
- 楽天・SBI・マネックスで購入可
🔹 楽天・NASDAQ100インデックス・ファンド
- 信託報酬:約0.198%(税込)
- 楽天ユーザー向け
- 成長投資枠対応
🔹 QQQ(Invesco)
- 米国ETF(ドル建て)
- 信託報酬:約0.20%(税抜)
- 国内証券口座(SBI・楽天・マネックスなど)で買付可能
- 為替リスクあり/特定口座管理
NASDAQ100を積立する方法【証券口座の操作編】
ここでは、初心者向けに「日本の証券口座でNASDAQ100を成長投資枠で積立する方法」を手順で紹介します。
🏦 証券口座を準備する
おすすめ口座:
- ✅ SBI証券(NISA+米国ETF対応、UI安定)
- ✅ 楽天証券(楽天ポイント投資が強み)
- ✅ マネックス証券(米国株に強い)
① 新NISAの口座開設(マイナンバー必須)
- 証券会社にて「新NISA開設申請」
- 通常2〜3営業日で審査完了
② 成長投資枠で積立設定を行う
【iFree NEXTまたは楽天NASDAQ100ファンドの場合】
- 銘柄検索 → 「積立設定」→ 「成長投資枠を選択」
- 毎月の積立金額・日付を設定
- 支払い方法を「証券口座残高」または「クレカ積立」から選択
【QQQの場合】
- 「米国株」→「QQQ」検索→ 指値・成行注文
- ドル建てで買付(住信SBIネット銀行経由で外貨入金)
- 積立機能は非対応なので「定期購入」を自分で管理
積立で意識したい3つのポイント
✅ 1. 毎月一定額にする(ドルコスト平均法)
- 高いときも安いときも一定額で買う
- 平均取得単価がなだらかになり、リスク分散効果あり
✅ 2. 売らない前提で運用
- NASDAQ100は短期で上下が大きいため、下がっても売らないことが重要
✅ 3. 放置してもOKな体制にする
- 積立設定×自動引落で、忙しくても「資産形成が勝手に進む」状態を作る
まとめ:成長投資枠でNASDAQ100を積立するのが最もシンプルな選択
- 積立NISAではNASDAQ100は買えないが、成長投資枠ならOK
- iFree NEXTや楽天NASDAQ100ファンドを使えば、日本円で少額から積立可能
- QQQを使うことで、本家ETFへも投資できる(やや上級者向け)
今のうちに「制度を理解して仕組みを作る」だけで、後は自動で増える可能性があります。
✅ 僕もトラック運転の合間に積立設定だけして、あとは放置です。資産は“走ってる間”に育ちます。
積立投資を始めるなら、今日が一番早い日です。