はじめに:QQQと2568、どっちを買えばいい?
NASDAQ100に投資したいと思ったとき、必ずぶつかるのがこの疑問:
QQQ(米国ETF)と、2568(国内ETF)、結局どっちがいいの?
この記事では、米国ETFであるQQQと、東京証券取引所に上場している**2568(NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信)**の違いを、初心者でもわかるように徹底比較します。
両者は同じNASDAQ100指数に連動していますが、仕組み・コスト・通貨リスク・買い方が大きく異なります。
基本スペックの比較表
項目 | QQQ | 2568 |
---|---|---|
上場市場 | 米NASDAQ | 東京証券取引所 |
通貨 | 米ドル | 日本円 |
信託報酬 | 約0.20%(税抜) | 約0.44%(税込) |
購入通貨 | 米ドル | 日本円 |
為替リスク | あり | 間接的にあり |
分配金 | 年4回 | 年1回 |
特定口座対応 | 対応(外国税控除) | 対応 |
積立対応 | ×(定期買付) | △(手動) |
成長投資枠 | 対応 | 対応 |
QQQとは?
QQQはInvesco社が運用する、NASDAQ100指数に連動する米国ETF。
特徴:
- 本場・米国のETF
- 流動性・出来高ともに世界トップクラス
- ドル建てで買うため、為替の影響をダイレクトに受ける
- 分配金あり(課税あり・外国税控除対象)
QQQは「NASDAQ100に直接乗りたい」という本格投資派に選ばれる商品です。
2568とは?
2568は野村アセットが運用する、日本国内上場のETF。 正式名称は「NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信」。
特徴:
- 東証に上場しており、日本円で売買可能
- 国内株式と同じように取引できる
- ドルを準備する必要なし
- 信託報酬はQQQよりやや高い(0.275%)
「手軽にNASDAQ100に投資したい」「ドル転が面倒」という人に向いています。
メリット・デメリット比較
QQQのメリット
- 信託報酬が安い
- 本場のETFで実績が豊富
- 成長投資枠での使い勝手がよい
QQQのデメリット
- 米ドルが必要(為替手数料あり)
- 分配金課税がやや複雑(米国10%+国内20.315%)
- 証券会社によっては取引が面倒
2568のメリット
- 日本円で買える
- 国内株と同じように売買できる
- NISA口座との親和性も高い
2568のデメリット
- 信託報酬がやや高め(0.275%)
- 流動性がQQQに比べると低い(取引量が少ない)
- 為替リスクは依然としてある(間接的)
僕の選び方:QQQと2568は「目的」で使い分け
僕はこう使い分けています:
- QQQ:本格的にNASDAQ100へ集中投資するとき(為替も含めて資産運用)
- 2568:国内株式のように気軽に買いたいとき、小額のスポット購入用
それぞれに役割があるので、無理に一択にせずハイブリッド戦略も有効です。
まとめ:QQQと2568、どっちも正解。使い分けが鍵
タイプ | 向いてる商品 |
---|---|
本格派・為替OK | QQQ |
手軽さ・日本円派 | 2568 |
どちらも新NISAの成長投資枠で買付可能なので、制度の中で自由に選べます。
✅ 為替が気にならない人はQQQ ✅ 日本円だけで完結したい人は2568
どちらもNASDAQ100という未来に乗る手段です。自分の資産スタイルに合わせて選びましょう。